12.05.2012

Ønskeseddel

そう言えば今年は頭上にサンタクロース(の飾り)を見かけないな、とか、エッグノックが飲みたくなったらどうしよう?とか、満たされていても求めてしまうのはまだ若い証拠なのか、ただのないものねだりなのか、はたまた各地各国で過ごして来たクリスマスを懐かしんでいるだけなのか。胃袋はクリスマスビールやグリューワインでいっぱいの筈なのに、自らの欲望を制御しきれなくて何だか恥ずかしい。

そんなないものねだりの幸せいっぱいのクリスマスムードの中で、何か足りない訳ではないけれど何故か引っかかって、なかなか受け入れられなかったのが Wish List (Ønskeseddel) だ。デンマークでは自らの欲しい物を詳しくリストアップして家族へ通知させるらしい。ワクワク感半減ではないか。

引っ越して以来、我が家では取るに足りない物だけど必要な物はその都度購入して来たのだが、10月下旬頃から「Wish Listに追加しよう」と彼が言うようになった。別に大層な物でもない、鍋敷きやら、紙ナプキンホールダーやら、ビールグラスやら、大き目の受け皿やらだ。

クリスマスまでまだまだ日があったし、金額的に自分達で買えない物でもなかったしで当初は納得出来なかったのは事実。でも過剰なプレゼント交換は金銭的にも負担になるだろうし、後日お店で返品(というか交換)するのも手間だろう。どうせお金を使うなら喜んで(使って)貰える物贈るべきだと考えが変わって来たのは何となくリストアップした物が全て手に入りそうだと気付いたから。合理的主義万歳だ。

これだけは譲れない。と、ビザが下りそうだと確定したのにかこつけて購入した Georg Jensen のキャンドルホルダー。デザインは Maria Berntsen。これぞ曲線美。シンプルで美しい。

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