9.17.2013

在英3ヵ月

自宅に引きこもっているには勿体ない位の晴天に恵まれた9月のとある週末、車でウォーキングに出かけた。車道はフラットなデンマークに比べ高低の差が激しく感じる。あえて例えるならジェットコースターと言った感じか。そんな道路を走り、いくつもの町を抜けるだけでも新鮮だったのだが、彼の地元の同僚に薦められたその場所は着いてみたら納得の地元民に愛されるお散歩スポット。駐車場もびっちり埋まっていた。

これは期待出来る、と希望で胸ふくらませるも、小腹が空いていたワタシ達。膨れたのは駐車場で美味しそうに売られていたホットドックで埋まったお腹の方だった。しかし、小川に沿った手が行き届いているコースと、そこを行く小さなお子さんや犬を連れた家族連れを見るだけでも幸せになれた午後だった。

普段ぶぅぶぅ文句を垂れてばかりだが、こんな経験が出来るなら、イギリス生活も悪くないと初めて思った在英3ヵ月。

帰り道は羊達がお見送り


9.10.2013

まだ土地に慣れていないと感じる時


あまりにも暇なので、ドイツ語でもやろうかな?と、引っ張り出して来たのは CASIO Ex-word XD-L7150 電子辞書 確かパネル式が導入される1つ前のバージョンで、今でもオークションで取引されている程の影の人気商品だ。が、辞書選択が出来ない。他のボタンもうまく機能しないので思い切って解体してみることにする。保障期間は既に切れているし、メーカーも対応してくれないので仕方ない。


電子回路なんて全く分からないが、断線している様子もないので導電ゴムの劣化だろうと推測して処置を進める。嗚呼、日本だったらアルミテープなんてものが手軽に買えるのに。嗚呼、日本だったら両面テープなんて大抵の家庭にありそうなものなのに。

仕方なくノリとアルミホイルで応急処置。嗚呼、ホームセンターの場所どころか店名すら分からないイギリス生活2か月目。

9.03.2013

ホームシック

先日デンマークの義母から救援物質が届いた。中身は食品。ありがたいことである。

「アレがない。コレがない。」とはデンマーク生活で十分感じたことだったが、1年もすれば慣れるだろうと思ったし、慣れたつもりのワタシが浅はかだったのだろう。デンマークにすらあったものがイギリスにはない現実に、「アレがない。コレがない。」と最初の2か月はひたすら不満を漏らしていたように思う。

デンマークではドイツ系スーパー Lidl の徒歩1分内に住んでいたし、自転車で5分も走れば更に2件別のスーパーへアクセス出来ていたので全く不自由しなかった。特にLidlは我が家の冷蔵庫及びパントリーの役割を果たしていたので、イギリスでの生活が不服になるのも当然と言えば当然な成り行きだ。

事前にイギリスにもLidlがあることは確認していたけれど、いざ店内の陳列が同じで取扱い商品も同じものが多いことを確認した来店初回はほっと胸をなでおろしたものだ。「胃袋を掴んでおけば・・・」ではないけれど、食生活を劇的に変えなくても済みそうな現実に、イギリス生活も何とかやっていけそうな気がする。




デンマーク製のバター スプレッド式とは言え、まさかの1キロ入りにお目にかかれるとは だからみんな大きんだよ