12.30.2012

年越し万歳

相変わらず義実家での3食昼寝付生活。ありがたや、ありがたや。ワタシがしたことなんて掃除、洗濯、水回りのカルキ抜きくらいだろうか?ジャグジーでヒャッハーと遊んでいたらあっという間に年末だった。

クリスマスもそうだろうが、年越しを誰と過ごすか?も結構なプレッシャーではなかろうか?普段の交友関係からちょっと違った一面を見た気がする。そんなワタシ達は彼の幼馴染が催す集まりに無事誘って貰えることになったのだが、前日になって慌てて着る服を買いに行くことになるとは。ドレスコードのあるパーティーなんて聞いてないよ・・・。

当日のメンバーは幼馴染の男性陣4人とそのパートナー4人。子供2人。ワタシ達と義兄カップル以外は子持ち。で、女性陣は皆美しかったのだが、このホストではない幼馴染のパートナーがべっぴんさんだった。Sports Illustrated などのグラビアから出て来たかの美貌。子持ちには全然見えない。「今回は彼が運転手なのよ♪」と、あれこれブランディーを試す姿も茶目っ気があって一見冷たそうな外見とのギャップに萌える。嗚呼、やはり女は美しくあるべきなのか・・・。何故かクリスマスプレゼント以外でも自分ではまず買わないランクの基礎化粧一式とシャネルの粉物を頂いたので活用しなければ。活用したところで土台で既に決まっているのだろうけど。まぁ、いいや。

パーティー開催場所のホストのお家は質の良いインテリアがバランス良く配置された心地良い空間。あれだけ広い家でIKEA家具は見かけかったし、クリスマスのデコレーションも食器類もブランド品ばかりで、ただただ関心した。出されるメニュー全てが美味しく、ドリンク類までとどこまでもぬかりない。ここまで完璧にアレンジされると、もうあっぱれだ。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、シャンペンを片手にカウントダウン。年が明けたら皆で外に出る。閑静な住宅街の面影なんてなく、至る所で花火が上がっていて、もう、どこのディズニー○ンドかと。素人がそんなに扱っていいの?といつ向けられるかもしれないロケット花火の誤発に身構えつつ、強烈な火薬の香りと共に花火鑑賞。打ち上げる距離が短く、炸裂する位置がやや低い。車や屋根に被害があっても納得してしまう距離なのだ。これを迫力ととらえるか、恐怖ととらえるか。嗚呼、自己責任の国、デンマーク(って、デンマークに限った事ではないけれど)。



クリスマス前に急に見かけるようになった花火のチラシの数々。ツボだったのがJAPAN万歳のネーミング。何故か中国旅行が当たる懸賞まであった。翌日のニュースによるとデンマーク国民一人当たり60kr.(だったかな)が花火に使われたらしい。不況だなんだと言いつつも余裕があるのね。

新年早々二日酔いから始まったが、良い滑り出しだったと思いたい。

12.26.2012

Jul 2012

さて、クリスマス。用意したプレゼントを持って義実家へ。

ライトを外し、ベランダからクリスマスツリーを家のリビングへ移動させる。前回の訪問からずっと外で飾っていたので、ツリーも新鮮な状態を保っている。そして前日までツリーそのものを鑑賞する(って、新しいなコレ)。星のみを装飾したクリスマスツリー。しっかりとした枝ぶりとスタイルが美しい。

今回もお義母サマの美味しい料理を堪能。そしてVanillekranseを作る(のはお義母サマと義妹)。お義母サマがハンドルを回し、搾り出て来た生地を義妹が受け止めサークル状にする。これは確かに一人では作れないし手間暇かかっている。昔ながらのKransekageは義妹が今年は初めて一人で作った(らしい)。クリスマスのプレッシャーかお菓子への愛か、ワタシにはまだ出来そうにない。


そして前日。ツリーの飾り付けを済ませてプレゼントをツリーの下へ・・・。


手前のキャンドルは義妹がアレンジしたもの。階下に下りて行ってしばらく見ないな、と思っていたらちゃっちゃと作ったらしい。もう、さすがとしか言えない。 



ダックとポークのグレイビーが唸るほど美味しかったクリスマスディナー。膨れたお腹が回復した頃にクリスマスキャンドルに火を灯し、件のクリスマスソングタイムスタート。火に気をつけながらツリーの回りをくるくる回る。手にはリーフレット。結構スピードが速くて、アルコールも回る。って、お義母サマ、息が上がってますがな。

そしてプレゼント開封タイム。やっと座れると思ったのはワタシだけではない筈だが、なかなかどうして、落ち着いて座っていられない。プレゼントを受け取ったら今度はその人が渡すプレゼントを選び手渡すのだ。そして、ワタシ達夫婦は、本当に沢山のモノを頂いた。来年のクリスマスに「あら、去年(2012年)のクリスマスに5年分上げたわよ」と言われても驚かないし、逆にそう言って貰った方がラクなくらいだ。ありがとうございます、ありがとうございます。 ちなみに包装紙だけでゴミ袋(特大)が一杯になった。

さすがにもう何も食べないだろうと、何も出て来ないで欲しいと思った先にはRisalamandeが待っていた。これに備えてメインのお肉等はセーブしていたつもりだけれど、それでもキツい。アーモンド目当てでがっつり取り分けられた義兄のお皿を眺めるだけで満腹度が更に増して、完食するのに苦労した。

これからインテグレーションやら何やらでデンマーク人化が求められても、胃袋だけは無理だと密かに思う。

12.23.2012

Merry Christmas and Happy New Beer!

クリスマスショッピングを済ませ、今日もぬくぬくとアルコールを煽りながらクリスマス当日の歌の練習に勤しんでいる。この年でクリスマスソングなんて、飲まずには歌えない。いい大人が手をつないで歌いながらクリスマスツリーをくるくると回るなんて、と笑っていたら練習にもならなかった。まぁいいや。

いつしかのGløggの記録からしばらく経つが、また手当たり次第試した。

写真はないが、チョコレートフレーバーのGløggはワイン含量が60%越えで、アルコール数も高かったが、お値段もダントツだった。 自分では飲まないのに試させてくれてありがとうございます、お義母サマ。

写真一番左の1911はスウェーデンのglögg。スウェーデン語って響きも可愛いけれど、子音が重なって綴りも可愛らしいなぁと思うのは無知の成せる技だろう。余り印象に残らなかったスタンダードな味だったが、スウェーデン産ってだけで本場な気がしたのは、雰囲気に酔っていたからだと思いたい。

写真左から2番目はデンマークのLuksus Julegløgg。クリスマスに関係した事でもないけれど、この「高級な」を意味する単語“luksus”が乱用されている気がすると思ってしまったのはそこまで高級な味はしなかったからか。とにかく残念。

で、クリスマスビール。右側3本はクリスマスビール。 もうバイキングがどうだとかの云々なしで我が家では季節モノという位置づけだ。これらが冷えてなかった日はなかった。一番のお気に入りは写真中央のJacobsen。アルコール度数が普通のビールより高いから、きっと糖分も高かったのだろう。嗚呼、恐ろしい。年が明けたらしばらく肝臓を休ませなければ。

12.19.2012

Juleræs og Julehygge

彼がワタシへのクリスマスプレゼントを買いに行くと言うので、冷やかしついでにモールに付いて行った(当然、別行動だけど)。

ヒトで溢れる店内。ガラス越しに覗いてみると、どのお店も忙しそうに対応に追われている。CD/DVD/ゲームを取り扱うお店や台所関連商品のお店などは、レジ前で客が列をなしていて、一体何の修行かと?

クリスマスを迎える準備は飾り付けの苔やら何やらを用意する頃から始まっているらしく、クリスマスカードやプレゼントやら、そして当日の料理に嫌気がさして海外に出るヒトも少なくはないらしい。

だけどクリスマスストレスはデンマークに限った事ではないし、欲しい物リスト(Ønskeseddel)が公開されているのであれば、同じものを買わないように配慮するだけで、お財布と相談する以外、あれこれ悩む必要がなく、ドイツと比べるとそのストレスは少ないのではと勝手に考察するが、ワタシはデンマーク人でもないし、そのストレスの受け方も人それぞれなのだろう。

まぁ、用意するプレゼントの数が少なく、ゲストを受け入れる準備も食品の買い出しもすることもなく、ひたすらビールやらグリューワインやら試しまくった後に「ママン、お腹すいた」と義実家に帰るだけのワタシにはクリスマスストレスを語る資格すらないだろう。




先日義実家に帰省した際に頂いたキャンドルの数々。「ついつい買っちゃうのよねぇ~」って、お義母サマ、ダンボールひと箱ギッシリ埋まってますがな・・・。いえ、ありがたいです。ありがたいです。ありがとうございます。他にも、あれこれ既にクリスマスのウィッシュリストの半分位頂いてしまった。嗚呼、早く稼いでお返し出来るようになりたいわ(って、語学学校すら始まってないけど)。

義妹(彼女も、ひと箱貰ってた)とお揃いのアドベントキャンドル(左)は一見可愛いけれど、燃えている部分が頭(帽子)なのがシュール。
他の2本の太めのキャンドルも外側の部分が溶けずに残ってしまい、どう対処して良いのか分からない。火を消した後、柔らかいうちにカッター等で切り取るのが良いようだが、サンタキャンドル(右)は最後までノータッチの予定。おっと、燭台が足りていないのはここだけの秘密だ。

12.16.2012

Juletræspynt

クリスマスツリーが我が家にやって来てからしばらく経つ。何かと寂しかったツリーも残り物には福があってか、さっくりと半額以下で装飾品が手に入った。これで35kr.(520円位)。


リボンをつける(もしくは付け替える)だけでゴージャス感アップ。吊るす飾り物用のリボンも売られていて迷わず活用。残りは手元にあった不揃いなリボンを一斉消費ですっきり。

花綱(?未だ名称不明)を流れるようにセットし直すも結構難しい。そして、ひとり「北斗○拳」ごっこ開始。アタタタタタと針に攻撃されながら飾り付けをする。我が家のツリーは針が細いタイプで、刺さると痛い(嗚呼、頂きモノにケチをつけている訳ではないんです。お義母サマごめんなさい)。リボンを最大限に広げ、枝に接触しないよう注意を払う。枝の奥に進めば進むほど視界が枝で遮られ難易度が高まる。そして当たると痛い。ひたすら攻撃されるだけのケンシ○ウ=ワタシ。何この罰ゲーム?ってか、来年からはS字フックでも使うわ。


「来年はもっと大きなツリーが必要だね」と義兄。デンマーク的には飾り過ぎなんですね。わかります。数学的にもアンバランスだわ。


事あるごとにチェックしているが、タンク式になっている土台をこの国でまだ目にしていない。直前までツリーを飾る習慣がないから需要がないのか?何とも残念だ。あれがあるだけで一か月は室内で楽しめると思うのだが。モミの木の香りこそクリスマスの醍醐味なのにな。

12.12.2012

Jul Dekoration

義実家に帰った際のもう一つのイベントは、やはりクリスマスのデコレーションだろう。池のポンプを取り出し掃除をして、凍えた体をグリューワインで蘇らせた後は今度は家の中の番。

屋根裏から運び出したのは衣装ケースいっぱいのクリスマスグッズ。2つあるうちの1つはツリー用(ツリー用だけで1箱もある。ちなみにガッツリ深型だ。)。もう1つから年代物のサンタとか、オーナメントとかがザクザク出て来る。まるで宝箱だ。

ワタシ達も少しずつ集めたいな。怖い系のサンタはいらないけれど。 


この窓のデコレーションは飾らないとお隣さんからクレームが来るとか来ないとか。

12.09.2012

Juletræ



トレーラーでクリスマスツリーを運んでいる車を良く見かけるようになった。、ああ、12月になったのだ。もう少しでクリスマスなのだと、あっという間にクリスマスが終わってしまう前にクリスマスビールを買い溜めしておくべきか否か判断に迷う。Gløggの濃縮原料なら間違いなく買い込むけど。

まぁ、そんなコトはどうでも良くて、義実家に帰省した際に義母のクリスマスツリー選びについて行った。去年は山の中で(勿論許可を得て)切り倒して買って来るという、何ともハードコアなツリー選びだったそうだ。楽しそうだが義母的には結構ツラかったらしく、今年は農場で手に入れることに。

広場にはサイズ別に集められた数々のツリー。 このツリーの枝ぶりがどうの、あのツリーのバランスがどうの、とあれこれ物色するお義母サマ。「奥に切ったばかりのがあるわよ」という売主の言葉で、裏手に回って更にこのツリーを立て、あのツリーを立て、と、どんどん進む。一番奥のツリーまでチェックしに行くのでは?と若干ハラハラしたが、1/3程で納得の行くツリーに巡り合え、ホクホク顔のお義母サマ。


いえいえホクホクなのは、付いて行っただけでツリーを買って貰えたワタシ達夫婦と義妹カップル。小ぶりのツリーでも設置するとワタシの身長くらいありそうだ。その後テラスに設置し、買ったばかりの網状のライトを点ける。家にもよると思うけど、売れ切れてしまう前にツリーは買っておいてもデコレーションは直前までしないとか。クリスマス大好きな義妹はさっそく飾り付けを済ませていたが。

ワタシ達のツリーはというと、笑っちゃうくらいギラギラの星とこれまたハデハデな花綱(ガーランドって言うんですね?) のみ。義父から「もっと飾れば?」とのツッコミが入る程のシンプルさだ。

土台を含め、スーパーやマーケットで買うと結構な値段がするし、今年は引っ越してお金が飛んだからと、ツリーは来年からにしようと決めていたけれど、部屋の中にクリスマスツリーがあるのは嬉しい。うん、やっぱりもう少し装飾品を買い足そう。

12.05.2012

Ønskeseddel

そう言えば今年は頭上にサンタクロース(の飾り)を見かけないな、とか、エッグノックが飲みたくなったらどうしよう?とか、満たされていても求めてしまうのはまだ若い証拠なのか、ただのないものねだりなのか、はたまた各地各国で過ごして来たクリスマスを懐かしんでいるだけなのか。胃袋はクリスマスビールやグリューワインでいっぱいの筈なのに、自らの欲望を制御しきれなくて何だか恥ずかしい。

そんなないものねだりの幸せいっぱいのクリスマスムードの中で、何か足りない訳ではないけれど何故か引っかかって、なかなか受け入れられなかったのが Wish List (Ønskeseddel) だ。デンマークでは自らの欲しい物を詳しくリストアップして家族へ通知させるらしい。ワクワク感半減ではないか。

引っ越して以来、我が家では取るに足りない物だけど必要な物はその都度購入して来たのだが、10月下旬頃から「Wish Listに追加しよう」と彼が言うようになった。別に大層な物でもない、鍋敷きやら、紙ナプキンホールダーやら、ビールグラスやら、大き目の受け皿やらだ。

クリスマスまでまだまだ日があったし、金額的に自分達で買えない物でもなかったしで当初は納得出来なかったのは事実。でも過剰なプレゼント交換は金銭的にも負担になるだろうし、後日お店で返品(というか交換)するのも手間だろう。どうせお金を使うなら喜んで(使って)貰える物贈るべきだと考えが変わって来たのは何となくリストアップした物が全て手に入りそうだと気付いたから。合理的主義万歳だ。

これだけは譲れない。と、ビザが下りそうだと確定したのにかこつけて購入した Georg Jensen のキャンドルホルダー。デザインは Maria Berntsen。これぞ曲線美。シンプルで美しい。

12.02.2012

Adventlys


彼がポインセチア(Julestjerne)を買って来てくれてしばらく経つ。それだけで一気にクリスマス感が増したが、スウェーデンのジンジャークッキーにハマったり、グリューワインでほっこりしたり、それ以上にクリスマスビールを試飲しまくったりと、浮かれていたらいつの間にか第一アドヴェントだ。信仰を伴わないクリスマスは無責任で楽しい。

それと同じくらい楽しみにしているのがチラシ。高い高いと文句を垂れるだけでは脳がないし、こちらの物価にも慣れよう、ローカルニュースにも触れようと、環境にも良くないと分かっていながら、解除したチラシお断りのステッカーの効果は凄まじく強力で、週末ともなると洪水のごとくポストがチラシでいっぱいになる。旅行で家を空ける際にはまた止めた方が良いに違いない。

話が逸れたが、クリスマスリース、ツリーのオーナメント、ツリーに飾る細いキャンドル、そのサポーター、アドベントキャンドル用のキャンドルホルダー、窓に貼るオーナメント、ラッピング紙にリボンにと、各スーパーのクリスマス関連の売り出しには踊らされっぱなしだった。良い消費者である。さすがに一部しか買わなかったが。


クリスマスはどうせ実家に帰るのだからと今年のツリーはやめておく代わりにアドベントのキャンドルはもっさり系。


一番長いキャンドルから火を灯す、長さの違うタイプ。モミだけではチープ感を払拭出来なかったキャンドルの装飾が痛い。手前の塊は適当に丸めたリボン。なかなかコレといった商品に巡り合えずケーキの型かタルト型でも使うか・・・とまで悩んだお盆が見えないのが悲しい。来年はもっとシンプルで洗練された感じを出すぞと、今から自分に言い聞かせてみる。