8.06.2013

House Hunting

彼の会社が手配してくれている簡易キッチン付ホテルはダウンタウンの中心に位置し、ふらりとショッピングするにもご飯を食べに行くにも勝手が良かったが、不満が全く無いわけでもない。しかもさっさと住む家を探さねばならない事情もあった。

会社がこれまた手配してくれた引越しのエキスパートと共に希望のエリアを見て、こちらの予算なり、希望なり伝えてHouse Hunting ツアーなるものを組んで貰った。一日に5、6件のビューイングを2度繰り返したが、「これ!」といった物件は一軒しかなかった。しかもその貴重な一件も運悪く半日差で逃してしまった。悪いことにエキスパートも忙しいらしく、ビューイングも10日に一度程度しか組んで貰えない。全くの個人の意見だが、賃貸市場は売買のそれよりもひどいのではないか?貸し手市場なのか、「よくこんな物件を出せるな・・・」と感心してしまう単に立地が良いだけで迷路のようなアパートも、「冬の光熱費はいくらになるんだろう?」と日当たりの悪い、夏でもひんやりするアパートも、全く同意出来かねない嗜好の内装のアパートも、翌週、翌々週には賃貸サイトから消えて行った。

何故ここまで家探しが難航したかと言うと、ワタシ達が猫持ちで、ペット可の物件が必要だったこと。車も新車だったので路駐は避けたかったこと。ホームシアターのスクリーンを設置する場所もしくはそのストーレッジがあること。そして、食洗機がある、もしくは食洗機を置くスペースがあることが最低条件だったからだ。我が家の北欧男子は物心ついた頃から食洗機のある生活を送っていたので、これだけは譲らなかった。ホテル住まいでも食器洗いは苦痛で仕方なかったらしい。

全くの余談だが、トイレもカーペットの物件が圧倒的に多く、これには閉口したが、ないない言っても仕方がないので妥協に妥協した上で何とか家を決めた。タイムリミットが迫っていたので、物件見学はワタシは立ち会わないで彼一人で見て契約した。後に後悔することになるその家の名前は「カビハウス」

 お牛サマが道を渡られるのでこの先ライトが点灯していたらお止まりなさいとの標識。田舎だ・・・。

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