7.02.2013

さよなら語学学校

日本を離れて11ヵ月が経った。区切りの良い1年ではなくて11ヵ月で振り返るのは、北欧某N国や、ドイツの大学町で過ごした期間が11ヵ月だったからだ。右も左も分からぬまま留学生活が始まり、何とか自分の力でやって行けるようになるまで11ヵ月かかった高校交換留学。単位を取りまくった大学交換留学。過去のそれらと比べてデンマークでの生活はかなり緩いものだから、もっと頑張らないとな、と自分で自分を叱咤するつもりでいたが、もうそれすらも叶わない。何故ならワタシは既にデンマークを去っているからだ。

何となくこの国を離れるかもと、雲行きが怪しくなって来たのはロックアウトが始まった頃だろうか。彼のLinkdinのプロフィールに興味を持った会社からアプローチがあり、ロックアウトが長引いているうちに、あれよあれよと転職が決まってしまったのだ。皮肉にも最終オファーが出たのは、ワタシのOpholdskort が届いた日だった。モジュールテストの前日は、引っ越し先のビザのアプリケーションを読み込んで、勉強どころではなかったし、テスト当日もパスポートをスキャンしたりと直前までバタバタしてテストどころではなかった。2週間程は申請手続きの書類集めやら、アパートの引き払い手続きやらで宿題すら出来ずに行き当たりばったりで受け答えをするというスリリングな授業を経験した。

先に述べた通り、ワタシのクラスメートは皆、出来るヒトばかりである。そしてワタシも北欧初心者ではない為、デンマーク語を学ぶのがそこまで苦ではない。そして手のかかる小さな子供がいるわけでもない気楽な身である。Job Center の(御目付役)担当者の感触も良かったし、クラス全体が11月にPD3を受ける流れだったので、ワタシも便乗して11月にPD3を受け、通常2年で終えると言われているコースを1年で終わらせるつもりでいた(し、先生にも太鼓判を押されていた)。無料で学校へ通えるのは3年なので、PD3後は残りの2年でゆっくりStudieprøvenの準備をするか、どうしても高得点が必要ならばPD3を来年の5月に受け、Studieprøvenに1年半をかけるつもりでいたのが、嗚呼、残念。ゆくゆくはぬくぬくとSUを受けながら院に進み、正規の学生をしているうちに永住権を申請するつもりだった(フルタイムの職に就くのは既に諦めている)のだが、嗚呼、残念無念。

純粋に楽しくデンマ語を学べたのが2ヵ月弱。移住テストの代案であるPD1受験の為にと引っ越し準備の合間に学校に通ったのが2ヵ月近くと、約4ヵ月という短い期間のワタシの語学学校生活はモジュール3から4に駒を進めただけで一時休止となった。再開の目途は立っていない。とは言え、こちらの家族はデンマークにいるのだから、これからもデンマ語との付き合いは続いて行く。堕ちない程度に自分でやって行くしかないな。

そんなこんなで昨年の秋から始めたブログも一時休止。もう、リアルの引越しでおなか一杯なので、このブログは図太く続けて行くけれど、カテゴリーは変える予定。

デンマーク関連の皆さん、短い間でしたがご愛読ありがとうございました。

空港の出発ロビーに近い一時駐車場のサイン。駐車チケット発券機があるわけでも、管理(監視?)の職員がいるわけでもないが、皆マナーを守っている。そんなスマートさが好きだった。

2 件のコメント:

  1. こんにちは。
    旦那様の転職おめでとうございます!
    デンマークを去るのは寂しいかもしれませんが、新しい土地での新しい生活は楽しみですね!
    その国を出た時点で、語学を勉強する必要性がぐーんと少なくなるので、継続して勉強するのは大変だと思いますが、頑張って下さい。
    引っ越しなどで忙しいと思いますが、ブログの更新楽しみにしています☆

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    1. ayatingさん、こんにちは。

      旦那が嬉しそうに仕事をしているので、ワタシも頑張らないとなと思います。
      仰る通り、かなりのモチベーションがないとせっかく身に付けたデンマーク語が衰退の一途を辿ってしまうので、何とかしないとな、と思います。
      こちらこそ、旅行記、楽しみにしています♪

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