5.07.2013

情熱の辞書

(※4月中旬に書いた記事です。学校は再開されました。)

未だ語学学校が再開されずヒマだ。学校の友達と「もうデンマ語なんて忘れちゃったわよね~」などとおしゃべりしながら結婚式が間近に迫っている友達の式場の飾り作りを手伝ったり、何故か当日使うリムジンの試し乗りで街を一周して貰ったりと、キャッキャ、ウフフとデンマークでの春の朗らかな日々を楽しんでいる。そりゃデンマ語も衰退の一途を辿るわけだ。しかし、まず落ちるコトはなかろうとタカを括っているワタシのデンマーク滞在をかけたテストは、学校が再開云々関係なしにやって来るので、そろそろ目の前に人参でもぶら下げなければ・・・。

そんなこんなで、 ワタシの真っ赤な辞書コレクションを公開してやる気を出してみる(果たして出るのか?)。調べてはいないので全くの個人が受けた印象だが、デンマークで辞書を扱っている大手出版社は西のGYLDENDALSか東のPOLITIKENSかという程しか選択肢がない。

写真左の布張りの辞書4冊はGYLDENDALS。左下のデンマ語→独語、独語→デンマ語は通常 300kr. するところを型落ちで各100kr. で手に入れた。このサイズは最もスタンダードなタイプで、対英語、フランス語、スペイン語、イタリア語、オランダ語、ロシア語、ラテンと種類も多く、改訂もよくされている。その後ポケット辞書を入手したので全くと言って出番がないが、たまに開いてはニヤニヤしている。

ちょっと色の違う右の上下はスーパー(で売られている)辞書。これ等はPOLITIKENSのものでそれぞれCD付で100kr.(確かセールだったが、通常店頭価格も150kr.程度と高くはない)。右下の英語⇔デンマ語はポケット辞書ではカバーしきれない所を補おうと思いその場で買ったが、語彙数に余り差がなかった。 まぁまぁ見やすい(が、ポケット辞典と同じく不規則動詞の変化形などは載っていない)。右上のデンデン辞書はその辺がしっかり載っていて、名詞の性とか、動詞の変化形とか、句動詞とかきちんと収められている(しかし巻末に不規則動詞一覧表掲載とかいう優しさはない)。

そして左上は最近入手した凶器的な重さを誇るデンマ語→英語(ページ数、驚きの2610頁)。定価ではまず購買意欲という単語さえ忘れてしまいそうな金額なのだが、1/8以下の破格の150kr. でも売れ残り、今にも送り返されそうになっていた中から一冊を救出した(これがもし、左下と同じスタンダードなサイズのデンマ語⇔英語ならもっと売れていたと思う)。この辞典に出会った日のワタシの財布には、150kr.きっかりしか入っていなかったので運命だったとすら思っている。最少単位のコインである50ウーレまで綺麗に使い切ったのはさすがに気持ち良かった。更に後日無事に英語→デンマ語も150kr.で手に入れた。定価が1,000kr. なのでとってもお買い得に見えてくる。辞書は正直高いので常に売ります上げますサイトのDBAでチェックしていたけれど、良い状態の物に巡り合えず、これ等全て新品。大事に大事に使おうと思っている。

番外編の子供用辞典+α

左からGYLDENDALSの子供用辞典。これも型落ちで 60kr. 改訂版は200kr. なので巡り合えたのはラッキーだった。全てデンマ語だがイラスト満載。写真左下のドラゴンが凧を上げて遊んでいる様子が描かれている挿絵など、絶妙だった。ちなみにドラゴンも凧もdrage(-en)だ。

その隣がPOLITIKENSの子供用英語→デンマ語、デンマ語→英語辞書。CD付。去年の夏、家具を探している時に古本扱いの30kr.で購入。 状態が良く、ホクホクしていたが、書店でもセールで60kr.で投げ売りされていた。定価はいくらなんだろう?とにかくラッキー。

黄色と黒のCD辞書は同じくPOLITIKENS。めったに使わないが、写真上のスーパーで買える辞書の付録には太刀打ちできない語彙を持つ。確か50kr.だったが、定価は700kr.だった気がする。まず、買えないな。定価では。

唯一定価で買ったのが、右端のポケット辞書。100kr.。ポケット辞典はPOLITIKENSからも出ている。価格も同じ。他にもっと簡素な辞書がたまにスーパーで50kr.位で売られているが、出版社はわからない。

他に携帯に入れているアプリを入れたら軽く総額1,000kr.は超えた。さて、取り戻すかな。

0 件のコメント:

コメントを投稿