スキンケア以外で結婚してから出来なくなったコトに、本を読めなくなったコトが挙げられる。金銭的余裕云々の問題ではなく、ぶっ通しで読み抜く時間が持てなくなったからだ。ご飯を適当に済ませ、明け方までウツラウツラページをめくることがどんなに贅沢なコトだったことか!このままもっとつまらない人間になってしまうのは、シワが出来るよりも怖い。
そんなワタシを察してか、とある週末、彼が家を空けてくれた。むふふとベッドに本を持ち込み快楽を貪るワタシ。移住準備で読めなくなっていた本の続きを追うが、何だか内容があまり喜ばしくない。せっかくの一人の時間なのに、もう本の選択を誤ったとしか思えない。思いっきり掻い摘んで書くと、
・そもそも人間はプラスよりマイナスに気付きやすい。
・そしてカップル間でのプラスマイナスは5:1だ。プラマイゼロなど、長期的な関係を築きたければ考えないコトだ。
端折り過ぎて何言ってるの?って感じだが、例えば夫婦同士では相手がしてくれたことのプラスより、してくれなかったことやマイナスとして現れたことの方が気付きやすい。そして、何か1つのマイナス(失敗等)を回復するためには最低プラス事項を5つをしなければいけないのだ。何故格言に「他人を非難する事なかれ」的なものが多いのか、何故(何かネガティブなコトをされた)相手はそのことについてネチネチ言うのかがようやくわかった気がする。お皿洗いを1回忘れたら、そのマイナスを相殺するために必要な回数が最低5回だなんて、なんて罰ゲーム?とも思ったのだが、そんなマイナスばかり気づきやすい関係の中で、離婚割合が半分だなんて、みんな頑張ってるのね?と思ってしまうワタシは根本的な所で何かが抜けているんだろう。ちなみに(地域によって差があるのだろうが)この日本語での「ネジが足りていない」は英、独、デンでも「ネジが緩い」で通じる。素敵だ。
っていうか、このブログポストは、そんなプラマイ 5:1を全く気付かせることなく結婚生活を送らせてくれている彼について少し書こうかと思ったのだけど、ご飯の用意が出来たのか、彼が呼んでいるので、また次回。
イースター限定のビール。今日も平和だ。
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