9.10.2012

引き渡しから住めるようになるまで(其の弐)


引き渡し後は壁を撤去することから始まった。現在仕事場として使用している部屋は小さい部屋2つと廊下とで成り立っていて、多分小さいお子さんの為に部屋を分けたんだろうなと勝手に推測するも、この壁については契約前からオーナーにOKを貰っていたので遠慮なく取り壊させて貰った。

兄弟がバカンス中及び平日だったので戦力はお義父さんとワタシの2人のみである。しかしこのお義父さん、人間ブルトーザーの異名を持つほどパワフルであり、当初は彼一人で壁を取り壊すつもりだったらしい。用意周到な嫁(ワタシ)がハンマー、ほうき、塵取り、ゴミ袋等準備していたので、戦力2倍となり、ひたすら石膏ボードの壁を叩き始めた。

ドア枠、断熱材を取り除き、柱や間柱を切る(のはお義父さん)こと1時間。全てを取り払い、残骸物と変わり果てた壁に囲まれた時には掌ば水ぶくれだらけになっていた。お義父さんは素手にもかかわらず無傷である。さすが。

今度はこれらの残骸物を運び出す作業で、トレーラーが一杯になった時点で仕事帰りの彼登場。二人が自治体のゴミ集荷場へ行っている間にワタシは残骸を片付け、ドアをガレージに運ぶ。何とか2台目のトレーラーに全て積み込み1日目の作業終了。作業開始から4時間しか経ってなかった。通りすがりの近所の人がこの壁が作られたのはそんなに昔のことではなかったと教えてくれた。

それにしても、何でもやってしまうお義父さんの姿にデンマーク人の真髄を見た気がした。

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